IMA認定
メディカルアロマインストラクター
プロフェッショナルメディカルアロマセラピスト
AEAJ認定
アロマテラピーインストラクター
アロマセラピスト
勤務経歴
医療現場で行うアロマテラピーは、仕事やボランティア活動など作業形態に関わらず、患者様のお身体に触れる活動になります。
アロマテラピーの香りや成分はもちろんのこと、基本的な解剖生理学、活動場所となる医療分野の理解は必須です。
私の場合は産婦人科医院での勤務のため、下記のような内容を勉強しました。
・産前産後の解剖生理学
・妊娠中に出現しやすい症状
・妊婦が罹りやすい病気
・胎児の血流循環
・陣痛出産時に使用するアロマ
・産前産後の精油の禁忌事項 など
施術については母体と胎児に負担がかからない体位、手技にも注意と配慮が必要です。産婦の状態や目的に合わせて施術を行います。
現場の看護師から指示を受けて活動するため、患者様の状態をよく理解してアロマを実施することが大切です。
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医療現場でアロマテラピーに関わる場合、カウンセリング・申し送り・カルテ・個人資料などによって知り得た患者様の症状や病態など個人情報の取り扱いについても十分注意する必要があります。
また感染症に対する知識や予防も大切です。院内の感染対策や感染症患者様への対応については、看護師の指示を仰ぐだけでなく自身を守るためにも知っておきたいところです。
医療機関には不特定多数の人の往来があり、また医師・看護師・療法士・薬剤師など多くのスタッフと関わり作業を行います。患者様から見れば私たちセラピストも医療現場に関わるチームの一員です。
使用するアロマの選択、施術に対する責任、誠実な対応、積極的な情報共有、笑顔の対応など、現場の皆さまが気持ち良く働ける環境づくりを心がけていきましょう。
医療現場で働くセラピストの多くは、看護師がアロマ資格を取得し活動しています。
医療機関は病気の治療や命に関わる現場です。民間資格のアロマセラピストを受け入れる医療施設は少なく、まだ多くの障害があるように感じます。
私も医療現場で活動を始めるまで苦労がありました。勤務後は医療スタッフとの認識の違いを実感して、葛藤したこともあります。
医療現場は日々の通常業務に追われる上に、アロマテラピーに関わる作業が増えるわけです。勤務先のルール、医療に関する知識やレベルの相違、すれ違いや認識のズレもありました。
常に心がけていたことは、医療スタッフと自ら進んでコミュニケーションを図ること、素直に聞くこと、学ぶこと、指示を仰ぐことです。
現場は患者様の容態次第で刻一刻と変化します。臨機応変な対応と柔軟な行動を心がけ、患者様に役立つ活動を見せ続けることが医療機関からも信頼されるセラピストには大切です。
写真引用:
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