自然の植物から作られる精油。安全で安心なイメージですが、使い方によっては危険な場合があります。正しい使い方を理解して香りを楽しみましょう。
飲める精油として流通しているアロマもありますが、どのメーカーの精油でも飲用は推奨しません。医師や薬剤師など治療の一環として使用する場合を除き、精油を飲用する行為は大変危険なものだからです。口から摂取され食べ物と同じ経路を辿るため、消化器官や内臓への毒性が高くなります。体内の解毒作用で使用初期は影響が出なくても、長期間使用することで反応が出ることもあります。
精油の原液を、直接肌に塗る場合も危険が高くなります。精油の種類によっては、皮膚刺激の成分を含むものがあります。目的によって綿棒に精油を垂らし、皮膚の一部に塗布することはありますが、広範囲に原液を使用することはありません。湿疹や発疹、赤みや痒みなど反応が出る場合があります。使用する人に合わせて、精油の使用する濃度にも注意しましょう。
アロマ初心者は、精油の効能や使用方法に興味をもちます。しかし精油の使用期限については注意を払う人は少ない気がします。いつ購入したのか、開栓日はいつなのか、精油に使用期限があることを理解していない人もいます。精油は生もののようなもの。開封して酸素に触れることで酸化と劣化が始まります。特に柑橘系は期限が短く、半年程度で使い切るようにしましょう。
IMA認定 メディカルアロマインストラクター プロフェッショナルメディカルアロマセラピスト AEAJ認定 アロマテラピーインストラクター アロマセラピスト
勤務経歴
医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院 産婦人科 医療法人 心会 おさむら産婦人科 医療法人桜花会 あきせウィメンズクリニック
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